NPO法人の設立趣旨

私たちNPO法人「きものを着る習慣をつくる協議会」は非営利団体であり、全国の「きもの愛好者」によって組織されております。以前、日本人の大半は「きもの」という和服を着用しておりました。ですが戦後、欧米文化が日本へ雪崩込み、「きもの」を着用する人が減少してしまいました。その結果、「きもの」は「民族衣装」「伝統文化」などの形容詞を付けられ片身の狭い存在になりました。

ところが最近の和文化復興運動の中で第一に「きもの」が取り上げられてくるようになりました。それは日本における風土環境・風習慣習の見直しにつながっているのではないだろうか。和を否定して来た西洋文化は本来の日本文化である「文化融合性」に気付き始めたのであろう。
元々、日本には単独文化の形成はありませんでした。文化の大半は中国から学んだものであり、政治・経済も中国からの影響でした。染織文化においては世界に誇る奈良「正倉院御物」は日本独自の染織文化ではなく、遠く地中海までつながっている「シルクロード」の影響を色濃く残しております。染織技術にしても中国から学んだものが多く、現在でもその技法を使用しています。それ以外にも染料となっている「紅」はエジプト、「藍」はインドと海外から日本に運ばれて来たものがほとんどです。日本の粋と言われる「縞」や「絣」もインドが発祥であり、更紗のルーツもインドにあると言われています。日本文化の特徴は海外から運ばれて来た文化を程良く消化し、国風文化にアレンジしてしまうところでしょう。

最近の若者が表現しているファッションこそが一番日本的かもしれません。正しくない発音の英語(横文字)を話し、意味を掴んでいない洋楽を聞き、自分に合わないスタイルで憧れのコピーに満足する。でも、その実生活は米を食べ、畳の上で生活を、神社にお参りに行く。このチャンポン精神がまさに日本文化の典型でもあります。
ここ数年、若い方を中心にしてアンティークきものが流行し始めています。それは日本文化本来の姿に戻って来ているのではないだろうか。今日はジーンズ、明日はドレス、明後日は「きもの」とまるでファッションのバイキングのように好きなものをいただいている。その感覚は「民族衣装」とか「伝統文化」というような意識ではありません。「いつも違う自分」との出会いがほとんどです。一人が着れば友達も着る。みんなが着れば私も着る。「きもの」を着て楽しめる環境が形成されつつあります。また、インターネットの普及によって「きもの」が好きだという仲間の輪が広がり、以前にはない「きもの復古運動」が展開し始めたのです。
これまで市民権がなかった「きもの文化」に新たな灯火が見えて来ました。現代の人々は決して「きもの」が嫌いな訳ではありません。「きもの」を安心して着られる環境がなかったのです。この環境づくりこそが21世紀における「新日本文化」ではないでしょうか。日本が日本らしくある為にも、「きもの」が持つ役目は大きいものがあります。茶道・舞踊・能楽・邦楽など「きもの」を必要とした文化が継承される限り、「きもの」は存在し続けなければなりません。
私たち、全国の「きもの愛好者」が立ち上がり、もっと「きもの」が着易い環境づくりを目指していくことを趣旨とした組織を結成いたしました。それがNPO法人「きものを着る習慣をつくる協議会」であります。各地において「きものde探検隊」「きものイベント」の開催並びに発足などの活動を行っております。「きもの姿」が当たり前の時代を目指してこれからも全国各地にて普及活動や奉仕活動を行っていく所存です。
NPO法人「きものを着る習慣をつくる協議会」 理事長 中塚 一雄 

NPO法人の設立趣旨 への19件のフィードバック

  1. 鈴木富佐江 のコメント:

    開催おめでとうございます。
    私たちは、障害があってもなくても簡単らくらく美しく着物が着られるよう
    チャレンジしています。第二駅ビルで18・19・20日「もっ帯ない」展を
    成功裏に終わりました。帰郷のためお伺いできないのが残念でした。
    「着物セラピー」活動もしました。10っぷんで着装は車いすの方たちが90代80代
    生き生きよみがえりました。着物はやっぱりすばらしい!!

  2. 中沢 陽子 のコメント:

    劇団前進座のhpを見ていましたら 1月4日、中塚一雄氏のお話のあることを目にしました。母が亡くなり、母の着物を着たいと言うのが私の着物への興味のきっかけで、私は3日観劇なので4日は先生のお話聞けなくてザンネン!です。
    今後、東京で「きものを着る習慣をつくる協議会」の催し等ありましたら連絡いただけるとウレシイ!です。
    又、東京に支部があるのでしょうか?こちらもお知らせいただけたらと思います。(ちなみに、私は杉並在住です)

    • jun-an のコメント:

      東京にも支部がございます。世田谷と千駄木・八王子・立川でございます。

      予定を掲載させていただきますので、宜しくお願い致します。

      • 谷崎美枝子 のコメント:

        世田谷在住のものです。御会の活動などお教えいただきたく
        メールさせて頂きました。ご返信、頂戴できれば幸甚です。

        • jun-an のコメント:

          おはようございます。パソコン不調の為に失礼いたしました。

          NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会は「きものをより着やすい環境づくりを趣旨としております。

          各地において「きものde探検隊」「きものde歌舞伎」「きものde食事会」などを展開しております。

          また、東日本大震災 被災地への「きもの支援」「仕事支援」なども行なっております。

          きものをもっと楽しく着られる習慣と環境を創っております。

  3. 内田千春 のコメント:

    初めまして。
    立川支部の講座を新聞で知りHPを拝見しました。
    初めまして。

    着物への思いが募って振袖の着せつけを勉強中です。
    晴れの日に喜んでもらいたくて始めたのですが、普段日常に気軽に着物を着れるようになればという思いが
    ここのNPO法人の中にあるとわかりとても嬉しく思います。

    立川の講座は明日までのため今回参加できませんが
    イベント活動に参加させていただきたく私に何かお手伝いできないものかと勝手ながら思っています。
    ぜひ東京支部の住所を教えて下さい。

  4. はじまして、
    海外教育支援活動をしているNPO法人ロイクの鎌田と申します。
    貴団体の活動を知り、嬉しく思いメールさせていただきました。
    当サイトにも着物普及活動の一環としてのエッセーや着物考察など記載しております。
    地域性からか着物普及活動も小規模、個人レベルで動いています。
    何かしら協賛、ご協力できることもあるかと思います。
    機会あればよろしくお願いします。
    これからもますますご活躍期待しております。

    • jun-an のコメント:

      おはようございます。メッセージありがとうございます。

      これから是非ご支援、ご協力をお願い申し上げます。

      宜しくお願い致します。

  5. 阪本 涼子 のコメント:

    はじめまして 伊勢できつけ教室をしています。
    先日新聞で被災された方への着物支援などの活動をされている団体がある事を知り「私にも何かできることないかな・・・」と四日市まで伺ってきました。  伊勢でも四日市みたいな展示会など開催の折にはぜひお手伝いさせてください。 また楽しい会合もありそうですので会員にさせていただきたいのですがどのような条件が必要でしょうか? 

    • jun-an のコメント:

      初めまして、理事長の中塚一雄です。

      NPO会員にはどなたでも参加登録可能です。

      HPに申し込みの欄がございますので、

      是非にご登録をお願い致します。

      wanokuni001@gmail.com

  6. 阪本 涼子 のコメント:

    ありがとうございます。
    さっそくHP見せていただきます。

  7. 阪本 涼子 のコメント:

    昨日ファックスでお申し込み送らせていただき 会費も振り込み完了しました
    お仲間によろしくお願いいたします。

    • jun-an のコメント:

      ありがとうございます。

      これから大いに「きもの」啓蒙運動にご協力をお願い致します。

  8. もとやまゆうほ のコメント:

    はじめまして。
    アメーバのぐるっぽに参加させていただきました。
    母の着物をぜひお送りしたのですが・・。
    どちらに送ったらいいでしょうか?
    古いモノですが、とりあえず2箱分つくってあります。
    どうぞよろしくお願いします

    • jun-an のコメント:

      メッセージありがとうございます。再度、お送り致します。

      ご支援誠にありがとうございます。

      4月29日 岩手県大槌町にて「きもの支援」を開催致します。

      宜しくお願い致します。

      お手数ですが、NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会 きもの支援センター までお送り頂けますでしょうか。
      021-0054 岩手県一関市山目字境57-5 和夢 石森 治 宛 電話・FAX 0191-25-5616 

      再度のメッセージになりますが、重複致しましたらお許し下さい。

      理事長 中塚一雄

  9. 村上 佳美 のコメント:

    オフィースころんの村上佳美です。

    昨日,純庵さんとお話をさせて頂き,被災地支援の活動の為の企画や「NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会」の情報などを私のサイトにも無料掲載して,少しでも多くの方の目に触れられたらとの思いから,微力ではございますが応援させて頂
    きますので,詳細や写真の元になる資料をアドレスに送って下さいませ。

    お待ち申しております。

    • jun-an のコメント:

      いつもお世話になりましてありがとうございます。

      先程、添付メールを送信させていただきました。

      宜しくお願い致します。

  10. 山田 昇 のコメント:

    僕は、六月四日に入会したくて、事務局の方にお電話させていただいのですが、残念な事に断られてしましました。
    僕が入会させていただきたかったのは、僕に対して弓道仲間に言われた一言だったんです、その言葉は『山田君今日は普段着で着てね』と言われました。この人たちや日本の皆さんに着物の素晴らしさを伝え行きたいので、皆様の少しでもお役に立てるのでしたらお手伝いさせていただきたかったのですが、きものんただ着付け遊びたいなら地方の方々が主催しているイベントに行って下さいと言われてしまいました。やはり着物が好きで仕事以外は着付けて遊び回ったり、観光地で弓道仲間にレンタル着物があれば皆で着物姿で観光地を回るイベントしたりしいるだけでは、ダメみたいなんですね、この度はありがとございました。

    • jun-an のコメント:

      メッセージありがとうございます。私もきものだけの生活を35年続けております。
      戦後、日本文化が米国文化によって抹消されようとしています。まず、自分が頑としてきもの生活を続けるべきですね・・・・・それを乗り越えてこそ、日本人になりうるでしょう。私はFacebookもTwitterもしております!是非に。 円 純庵 より
      NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会 理事長

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